顔汗がひどくて悩んでいる女性も多いと思います。
朝化粧をしたのに外に出るとすぐ化粧が崩れてしまうとその日のモチベーションが下がってしまいますよね?
そんな悩みを抱える女性の方に、すぐにできる顔汗を止める方法をご紹介します。
パッと見るための目次
①:顔汗を止めたい方におすすめする対処法は首の後ろを冷やすこと

顔汗をすぐにとめるための一番の対処法は、「首の後ろに太い血管があるのでそこを集中的に冷やすこと」です。
これなら保冷剤ですぐ冷やして対処できますし、保冷剤がない場合でもハンカチを水で冷やしたり冷たいペットボトルなどでもできるので、おすすめの対処法です。
汗には3種類あり、そのひとつの「温熱性発汗」の場合冷やすとすぐに汗がひいていきます。
温熱性発汗とは運動したときなど体温が上昇したときに出る汗です。
人の体は体温調節のために汗をだし、上昇した体温を下げます。
普段運動しない方や汗をあまりかかない方は汗腺が弱まって体の熱をうまく外に逃がせなくなってしまいます。
そうなった場合、普段よく動かしている顔から汗がでてきてしまう原因になるのです。
温熱性発汗は太い血管を冷やすと冷たくなった血液が体中をめぐり、体温を下げてくれるので、汗を止めることができます。
②:顔汗を止めるツボを押す

体にあるツボを押すことでも汗を止める効果は期待できます。
ではどこのツボを押さえるといいのか、簡単にできる手と胸のツボをご紹介します。
顔汗をすぐに止めるためのおすすめの手のツボはこの4つ
◆後谿(ごけい)
握りこぶしをつくった時に小指のつけ根あたりが少し飛び出ているところを強く押してください。
◆陰げき(いんげき)
手首のつけ根の小指側から指1本分下のところを強く押してください。
◆合谷(ごうこく)
手の甲側の親指と人差し指が合流するあたりを強く押したり、ぐりぐりとまわすように刺激してください。
◆労宮(ろうきゅう)
手を軽く握った時に中指があたるところ、手のひらの真ん中あたりを強く押してください。
顔汗をすぐに止めるためのおすすめの胸のツボは2つ
◆大包(だいほう)
ワキの下にあり、人差し指と中指で強く押さえてください。
手を交差して両方のツボを同時に押すとより効果的です。
◆屋翳(おくえい)
乳首から3~5cmほど上のところを強く押してください。
このツボも両方同時に押すと効果的です。
これなら外出時などにもすぐにできるので試してみてください。
どうしてツボを押さえるだけで顔汗が止まるのか?
人の体には汗の量を一定に保とうとする反射機能があります。
圧迫した部分の周辺の汗の量が減って、かわりに反対側から汗がでる「半側発汗(皮膚圧反射)」というものです。
手や胸のツボを押さえると胸から上の部位の汗を抑えることができるのです。
そのぶん胸より下からは汗がでやすくなります。
③:代謝をアップさせる

代謝をアップさせるというとすぐにできないイメージがありますが、時間がなくて運動ができない方でも、毎日の生活のなかですぐにできることがあります。
ひとつは「座っているときに背筋を伸ばすこと」です。
背筋を意識して座ることにより腹筋にも力がはいります。
日頃、使っていない筋肉を使うことによって代謝がアップするのです。
もうひとつは「立っているときに、意識してお尻や太ももに力をいれて引き締めること」です。
なにげなく立っている、なにげなく座っていることのなかにちょっとしたことを取り入れるだけで代謝がアップします。
体の中にある汗腺が活動していないと、ちょっとした運動や気温の上昇などでたくさん汗をかいてしまいます。
日頃から運動をして汗を出している方は、運動しない方に比べると普段の日常での汗の量も少ないです。
また脳や心臓から遠い手足などの汗腺が活動しなくなるため、よく動かす顔や首から汗がたくさんでてしまう原因にもなります。
なので汗腺を鍛えるためにも、適度な運動や食生活の見直しなどをして代謝をアップさせてこまめに汗をかくようにしましょう。
④:顔汗を抑える制汗クリームなどを使用する!

顔汗専用の制汗クリームは顔汗に悩む方のためにつくられたものなので、化粧をする前にも塗れますし、化粧をしたあとでも塗ることが可能です。
制汗クリームには汗腺の出口を塞いで汗をかきにくくする「収れん剤」がはいっていて、これが汗を抑えてくれるのです。
ワキなどに使用する制汗クリームを顔に使用すると肌のトラブルの原因になりかねないので、顔用の制汗クリームを使用しましょう。
制汗クリームは長時間汗を止めていてくれますが、その分汗腺の出口が塞いだままになるので肌に負担をかけやすくなります。
また汗をださないとうまく体温調節ができなくなるので、体にあまりよくないことから頻繁に使用するのはおすすめできません。
使用した際は家に帰ったらすぐに洗い流すようにして肌を守ってあげましょう。
まとめ
すぐに冷やせるように冷たい飲み物や凍らせたペットボトルを持ち歩くように心がけましょう。
焦れば焦るほど汗がでてきてしまうので、顔汗がでてきたらまず落ち着くことが大事です。
それからその時々に合わせた対処法を実践してください。
ベタベタの汗は誰でも嫌なのでひとつでも多く顔汗を止める方法を知って暑い夏を乗り切りましょう!