顔汗で悩んでいる方にとっては顔汗を止められる制汗剤などを手離せないと思います。
制汗剤も塗るだけなので簡単ですが、飲むだけで止められる「顔汗の薬」があるのをご存知ですか?
その薬の種類も今では増えてきています。
顔汗の薬を知りたい方のためにどんなものなのか、どんな種類があるのかご説明していきます。
顔汗に効く薬の種類は「飲み薬」と「塗り薬」がある!

顔汗に効くのは制汗剤だけではなく、顔汗を抑えてくれる「薬」があることをみなさんご存知でしょうか?
その薬には「飲み薬」と「塗り薬」の種類があります。
顔汗用の制汗剤があるのはみなさんご存知だと思います。
もしくは顔汗を抑えられるのは制汗剤しかないと思っている方のほうが多いかもしれません。
しかし顔汗の制汗剤で汗を抑えられないぐらい汗が出る方もいます。
そんな方は制汗剤ではなく、医師に処方してもらった「薬」を服用、または使用しています。
薬は制汗剤より顔汗を抑える効果が期待できますし、医師に処方してもらっているので安心して飲んだり塗ったりできます。
しかし薬なので副作用が出てしまう方もいます。
そんな顔汗の薬と副作用をご紹介していきたいと思います。
顔汗に効く飲み薬はこの8つ!

まずは顔汗を抑えられる薬をご紹介していきます。
プロバンサイン
1番有名といっても過言ではないプロバンサインは、顔汗にすごい効くという評価が多いです。
人が汗をかくときは神経伝達物質の「アセチルコリン」が働き、汗が出ているのですが、抗コリン剤が含まれているプロバンサインを飲むことによってアセチルコリンの働きを抑え、汗が出るのを止められます。
顔汗以外にも手や脇などにも効果があります。
またプロバンサインは保険が適用されるので、安心して処方してもらえます。
しかし、医師に診察してもらいプロバンサインを処方してほしいといっても、処方してもらえる方と処方してもらえない方がいます。
別の病気で大量の汗をかいている方はそもそも治療の方法が変わってきます。
また目の病気を患っている方は副作用の問題で処方してもらえません。
処方してもらえない場合もあるんだということを覚えておいてください。
プロバンサインはすごい効き目がありますが、その分副作用もあります。
便秘や頭痛などと言った症状も出てくる可能性もありますし、汗を止めているのできちんと体温調節ができず、熱中症になってしまう場合もあります。
しっかりと副作用を理解して注意しましょう。
また毎日服用するものではなく、その日は大量の汗を回避したいというときに服用するので汗を止めたい1時間前に飲むようにしてください。
プロスパス
プロバンサインと同じ成分が入ったプロスパスは、今徐々に浸透してきているジェネリック医薬品です。
なのでプロバンサインと同じ効果が得られるのに価格は安いと人気です。
やはり評価ではプロバンサインには劣るものの、人によっては「副作用が少ないから安心」などプロバンサインよりプロスパスの方が合うという方もいらっしゃいます。
プロバンサインと同じ有効成分量が含まれているにもかかわらず、価格がプロバンサインより安いので、価格を重視する方にはおすすめです。
ベシケア
抗コリン剤の飲み薬です。
過活動膀胱などの際に処方される薬ですが、抗コリン剤なので汗を抑える効果もあります。
しかし保険が適用されません。
便秘や頭痛などの副作用もでる場合もあります。
ポラキス
こちらも過活動膀胱などの病気の際に処方されますが、汗も抑えてくれます。
抗コリン剤ですが副作用が出やすいという点があり、保険も適用されませんのであまりおすすめできません。
デパス
緊張状態に陥ると汗が止まらなくなりますが、このデパスはリラックス状態にしてくれるのであがり症などで汗がたくさん出る方におすすめです。
ですが服用しすぎると依存症になってしまう可能性もあるので、服用する際は用法・容量を守りましょう。
パキシル
人の体はストレスを感じるとセロトニンが減少してしまいます。
セロトニンが減少すると精神が不安定になり、緊張状態に陥るとたくさんの汗をかいてしまいます。
それを抑えるためにセロトニンを増やし、精神を安定させることによって汗を抑えてくれます。
また抗コリン剤の薬なのでしっかりと汗を抑えてくれる効果が期待できます。
ですがパキシルも依存症になる可能性があるので飲み過ぎないようにしましょう。
インデラル
あがり症や緊張状態に陥った時に上がった心拍数を正常に戻してくれる効果がある薬です。
副作用としてめまいが起きてしまうこともあるので、外出する際は注意してください。
また飲んだ時は車の運転は控えるようにしましょう。
グランダキシン
自律神経が乱れると汗のコントロールができなくなり、大量に汗がでてきてしまいます。
自律神経の乱れを整えてくれる効果のあるグランダキシンは、元栓をしめて汗を止めるような働きがあるのでしっかりと汗を抑えてくれます。
緊張からくる汗を抑える薬は精神を安定させる薬でもあるので、きちんと医師に処方してもらい説明を聞きましょう。
顔汗に効く塗り薬はこの5つ!

次に顔汗を抑えられる塗り薬をご紹介します。
テノール液
テノール液はロールオンタイプの塗り薬なので、塗るだけで汗を抑えてくれる効果が期待できます。
またすぐ乾くので、汗が気になった時にサッと塗れて便利です。
低刺激なので肌のトラブルも少ないでしょう。
オドレミン
制汗、消臭効果がある塗り薬で、指先に適量を出して塗るタイプです。
ロールオンタイプのものと違って手が汚れてしまいますが、サッと塗れます。
しかし乾いていない状態で服を着ると脱色する恐れもありますので、よく乾かしてから服を着るようにしましょう。
またムダ毛を処理した後に塗ると肌がヒリヒリしてしまう場合もあるので、ムダ毛処理をした際は使用を控えましょう。
ローボールS
有名なメーカーが出していて価格も安いので初めて塗り薬を使用する場合は手に取りやすい塗り薬です。
塗って乾いた後は薄い膜がはります。
これが嫌だと感じる方もいるので、いざ使ってみると効果はあるものの合わなくて使用をやめる方もいます。
しかし価格も安く、いい匂いもするのでおすすめです。
パースピレックス
ローションタイプとロールオンタイプの2種類があります。
寝る前に塗ってそのまま寝ます。
朝起きたとき塗れている場合はふき取りましょう。
寝る前に塗ることで汗と有効成分の塩化アルミニウムがひっつき水酸化アルミニウムになって汗腺に蓋をしてくれます。
外からの菌を防いでくれるのでニオイも臭くなりません。
他の塗り薬より持続性があるので、1回塗ると3~5日効果が続きます。
ですが少し刺激が強いので肌のトラブルが起きてしまうこともあります。
塩化アルミニウム液
塩化アルミニウムには制汗作用があり、その塩化アルミニウムの成分がたくさん入っているので汗を抑える効果は十分に期待できます。
また容量たっぷりでコスパもいいのでおすすめです。
薬はどこで買えるの?

薬は薬局などで買えますし、プロバンサインなどは通販でも購入できます。
しかし通販では安さを求めてしまい欠陥品を購入してしまうケースもあります。
なので自分で購入するのもいいですが、やはり医師に処方してもらうのがいいでしょう。
使用方法や服用方法などをきちんと聞けるので、安心です。
まとめ
みなさんは顔汗の薬には飲み薬と制汗剤とはまた別の塗り薬があるのを知っていましたか?顔汗の薬なので効き目はしっかりあります。
しかし体に合わなくて副作用が出てしまったりする方もいらっしゃるかもしれません。
そのときはすぐ飲むのをやめ、医師に相談してください。
また少しでも不安がある方は、ネットなどで購入せず医師に処方してもらうことをおすすめします。
顔汗で悩んでいる方はぜひ顔汗の薬も試してみてください。