デリケートゾーンを完全に無臭にすることは難しいです。
でも、パートナーと過ごす大事な場面で、においを抑える方法はあります。
ここでは、デリケートゾーンを限りなく無臭に近づける対策とおすすめの石鹸やクリームを紹介します。
パッと見るための目次
デリケートゾーンを24時間100%無臭にするのは難しい

女性にとって、デリケートゾーンが常に無臭というのは理想ですよね。
しかし、体質的な理由からそれは難しいというのが正直なところ。
デリケートゾーンを完全な無臭にできない理由は2つあります。
理由①自浄作用を担う常在菌がにおいを発するから
デリケートゾーンには、外敵から自分を守る自浄作用があります。
主に自浄作用を担っているのが、常在菌である「デーデルラインかん菌」です。
デーデルラインかん菌は、乳酸を産出することで膣内を弱酸性に保ち、細菌などの繁殖を防いでいます。
弱酸性なので、デリケートゾーンからは自然とやや酸っぱいにおいがしてしまうのです。
理由②おりものが酸っぱいにおいを発するから
デリケートゾーンの自浄作用を担っているもうひとつの存在が、おりものです。
おりものは、やや酸っぱいにおいがするのが自然です。
また、おりものもデリケートゾーンを弱酸性に保つ働きを持っています。
こうしたことから、おりものが分泌されるのもデリケートゾーンを完全な無臭にできない理由となります。
おりものは、生理前になると酸っぱいにおいがやや強くなる傾向にあります。
こうした生理周期の影響によってもデリケートゾーンのにおいは変化しますが、いずれも健康な女性であれば自然に起こることです。
デリケートゾーンを無臭にするために消せる3つのにおい

体質的なことから、デリケートゾーンを常に無臭にすることはできません。
しかし、一時的であれば、限りなく無臭に近づけることはできます。
そのためには、においを悪化させる原因を消すことが重要です。
汗や尿のにおい
デリケートゾーンにはアポクリン汗腺があり、ここから常に汗をかいています。
汗は血液をろ過したものなので、運動不足や脂っこい食事で血液の質が悪くなると、汗の質も悪くなり、においが悪化してしまいます。
また、尿のふき取りが不十分でデリケートゾーンに残ってしまうこともにおいの原因になってしまいます。
雑菌繁殖のにおい
雑菌は汗をエサにして繁殖を繰り返します。
雑菌は繁殖時に悪臭を放ち、デリケートゾーンのにおいを悪化させます。
汗のほかに、デリケートゾーンに溜まる恥垢も雑菌のエサになります。
雑菌の繁殖を防ぐには、こうしたエサを減らすこまめなケアが大切です。
病気によるにおい
デリケートゾーンが炎症を起こしたり、性感染症にかかると、おりものの質が変化します。
その結果、魚臭いにおいやチーズ臭がすることがあります。
健康なときのデリケートゾーンのにおいは、それほど気にならないものですが、病気によるにおいは強烈で、服の上からでも分かるほどです。
病気によるにおいは、基本的に婦人科で治療しなければ治すことはできません。
デリケートゾーンを無臭にする対策3選

今すぐ始められる身近な対策で、デリケートゾーンを限りなく無臭に近づけることができます。
効果的な3つの対策をご紹介しましょう。
アンダーヘアをこまめにケアする
アンダーヘアが濃く、長く伸ばしっぱなしにしていると、汗がこもって雑菌の繁殖を引き起こしてしまいます。
デリケートゾーンのにおいを悪化させないためには、アンダーヘア処理用のハサミやスキカッター、電気シェーバーなどを使ってこまめにケアしてください。
アンダーヘアを短くカットし、形を整えると、デリケートゾーンの通気性が改善されます。
ムレにくい下着を選ぶ
デリケートゾーンに汗をこもらせないためには、ムレにくい下着を選ぶことも大切です。
ナイロン素材のショーツは、可愛いデザインが多くて女性に人気ですが、化学繊維のため通気性が悪いのが難点です。
デリケートゾーンのにおいを改善するためには、木綿やシルクといった速乾性や吸水性に優れた自然素材のショーツを選びましょう。
少なくとも、汗をかきやすい夏場は化学繊維のショーツを避けたいところです。
また、ショーツの上から履くレギンスやストッキング、タイツ選びもデリケートゾーンの通気性に影響します。
これらは化学繊維のものが中心ですが、速乾吸収を謳った機能性が優れたものを意識的に選ぶと良いですよ。
体臭を強くする食べ物を控える
食べ物の中には体臭を悪化させるものがあります。
代表的なのが肉類です。
肉類で体臭が悪化する理由は主に2つあります。
ひとつは、肉の主成分であるタンパク質を分解する過程で、アンモニアが発生することです。
アンモニアが血液に溶け込むと、汗のにおいを悪化させます。
疲労時や便秘のときはアンモニアの排出が上手くいかず、特に血液に溶け込みやすいです。
もうひとつの理由は、肉類に含まれる脂肪です。
脂肪をたくさん摂取すると、皮脂の分泌量が増えます。
皮脂の酸化は悪臭の原因です。
そのため、体臭が強くなってしまいます。
脂っこい食事が中心になっている場合は、肉類の食べ過ぎに注意しましょう。
デリケートゾーンを無臭にするおすすめ石鹸3選

デリケートゾーンの無臭対策には、専用の石鹸も効果的です。
通常の石鹸やボディソープだと、かぶれやかゆみを起こすことがあるので注意しましょう。
ここではおすすめの石鹸をご紹介します。
アンボーテ フェミニーナウォッシュ

アンボーテ フェミニーナウォッシュは、アメリカとフランスの楽天で売上1位を記録しているデリケートゾーン専用ソープです。
オーガニック植物成分が8種類配合されており、デリケートゾーンを無臭に近づけるほか、保湿にも役立ちます。
価格:6,980円(税別)
容量:150ml
主な成分:ダマスクローズ、アロエベラ、マロウ(ゼヒアオイ)、エーデルワイスなど
コラージュフルフル泡石鹸

コラージュフルフル泡石鹸は、製薬グループが開発したデリケートゾーン専用石鹸です。
低刺激で香料などの添加物が使用されておらず、赤ちゃんにも使用できます。
真菌や細菌を洗い流し、においを抑える効果が期待できます。
泡立てる手間がかからないのも嬉しいポイントです。
価格:2,300円(税別)
容量:300ml
主な成分:ミコナゾール硝酸塩、トリクロサン、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドなど
シークレットレディ ジャムウソープ
ジャムウソープは、においケア、黒ずみ解消、ムダ毛ケア、引き締めと幅広い効果が期待できるオールインワンタイプの固形石鹸です。
さらに、男性ホルモンを刺激する女性ホルモンの一種・オスモフェリンも配合されています。
女子力を高めたい人におすすめです。
価格:2,138円(税込み)
容量:100g
主な成分:チャ葉エキス、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、ステアリン酸、ミリスチン酸など
デリケートゾーンを無臭にするおすすめクリーム3選

デリケートゾーンを無臭に近づけるためには、専用石鹸とクリームのダブルケアが効果的です。
デリケートゾーン専用のクリームは効果が長持ちするものが多く、就寝前と起床時のケアだけでにおいを抑えることができます。
ここでは無臭対策におすすめのクリームをご紹介します。
ノアンデ

ノアンデは、除菌効果100%が認められている唯一のデリケートゾーン専用クリームです。
汗に強く、24時間効果が持続します。
無添加なので肌が弱い人にもおすすめです。
顧客満足度は99%を記録しており、売上40万個を突破している人気シリーズです。
価格:9,800円(税別)
容量:30g
主な成分:フェノールスルホン酸亜鉛、シメン‐5‐オール、緑茶エキス、グリチルリチン酸2K、マロニエエキスなど
クリアネオ

クリアネオは、殺菌成分と制汗成分のダブル配合でデリケートゾーンのにおいを抑えるクリームです。
抑臭には即効性があり、使用30分後から効果が認められています。
香料や着色料といった添加物が一切使われていないので、肌が弱い人も安心して使用できます。
価格:5,980円(税込)
容量:30g
主な成分:柿渋エキス、セージエキス、シャクヤクエキス、海藻エキスなど
ドクターアロマランス

ドクターアロマランスは、複数の医療関係者が開発に携わっているデリケートゾーン専用クリームです。
アポクリン汗腺の汗のバランスを整えることで、雑菌の繁殖とデリケートゾーンのにおいを抑えます。
すそわきがのにおいにも効果的です。
無添加で植物由来の成分が中心の配合となっています。
価格:8,500円(税抜)
容量:35g
主な成分:イソプロピルメチルフェノール、パラフェノールスルホン酸亜鉛、柿タンニン、ヨクイニンエキスなど
まとめ
デリケートゾーンを無臭に近づける対策はいかがでしたか?
以前は私も、デリケートゾーンのにおいがいつも気になっていました。
でも、健康な女性であれば多少のにおいは自然なことだと知り、安心したものです。
とはいえ、パートナーと一緒にいるときは無臭にしておきたいですよね。
そのためには生活習慣を見直すほか、専用の石鹸やクリームを活用して、デリケートゾーンをこまめにケアしておきましょう。