顔ばかり汗がでて恥ずかしい思いをしたことはありませんか?
顔からだらだらと汗が流れ落ちている方は多汗症かもしれません。
では多汗症はどのようなことが原因でなってしまうのでしょうか。
またその対処法はあるのか、ご説明いたします。
顔が多汗症になってしまう3つの原因

まずは顔が多汗症になってしまう原因をご説明していきます。
1:顔からばかり汗が出る多汗症の原因は自律神経の乱れが原因
顔が多汗症になる原因は「自律神経の乱れ」が1番多いといわれています。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。
ストレスがたまると交感神経が過剰に活発になり、汗をかきやすくなってしまうのです。
ほかの部位に比べて顔から汗が流れると目立つので、余計に気にしてさらに汗をかいてしまいます。
そうするとストレスも増えて悪循環になってしまいます。
またホルモンのバランスが崩れると自律神経の乱れの原因になってしまうのです。
こういった精神面が原因で多汗症になってしまいます。
自律神経の乱れはそんなすぐになおることではありませんが、対処法としては「ぬるめのお風呂に首まで浸かる」ことが大切です。
自律神経に関わる神経が首にはたくさんあるので、そこを温めてほぐすことによって自律神経の乱れが徐々になおっていきます。
ストレスを溜めないことが1番なので自分なりのストレス解消法をみつけたり、深呼吸をして気持ちを落ち着かせることもおすすめです。
2:運動不足も多汗症の原因に!
運動不足でも顔ばかり汗をかいてしまう原因になります。
人の体には汗がでる「汗腺」があります。
運動不足の場合、この汗腺が休眠してしまい、汗が出なくなってしまいます。
ですが人の体は体温調節のために汗を出そうとします。
そうなると休眠している汗腺からは汗がでないので、普段よく動いている顔や首から汗がでてしまうのです。
なので、普段から適度な運動をすることが大切です。
運動する時間がない方は、エレベーターやエスカレーターに乗らず階段を使用したりと普段の生活の中でいつもより体を動かすことで十分運動になります。
3:食事などの生活習慣の乱れ
脂っこい食べ物やカフェイン、刺激の強い食べ物などの毎日バランスの悪い食事をしているのも原因の1つです。
交感神経が活発になるような食べ物はできるだけ避けましょう。
脂っこい食べ物を食べ過ぎて、肥満になり多汗症の原因にもなります。
多汗症の方におすすめする食べ物はトマトやキュウリなどのカリウムがたくさん含まれている食べ物です。
カリウムが含まれているものを食べることで、熱がこもらない体になりやすいです。
またホルモンのバランスが崩れるのを防ぐためにアボカドやもやしなどを食べるのもおすすめです。
自律神経を整えてくれる効果が期待できます。
簡単にできる多汗症の4つの対処法

そのほかにも簡単にできる対処法をお教えします。
1:ツボを押す
ツボを押すと一時的ですが汗を止める効果が期待できます。
1つは手の甲側の人差し指と親指の付け根が交わるところにある骨のくぼみを押さえると一時的に汗が止まります。
このツボを「合谷(ごうこく)」といいます。
もう1つは「陰げき(いんげき)」というツボです。
手のひら側の小指の方の手首のつけ根から1.5cmほど下にあるところです。
ここも強めに押すと汗を止めるのに効果的です。
2:首を冷やす
首には太い血管があるのでそこを冷やすことによって、冷えた血液が流れていき体の熱がとれて汗を抑えられます。
外出時はペットボトルなどの冷たいものやハンカチを水で濡らしたものなどで冷やしましょう。
3:ミョウバン水を使う
塩化アルミニウムの塗り薬が多汗症に効果的といわれていますが、敏感肌の方は肌がかゆくなったり痛くなったりしてしまいがちです。
そんな時には食品のミョウバンを使いましょう。
ミョウバンには汗を抑える効果や殺菌作用、消臭効果もありますし、食材なので安心して使えます。
ミョウバン水を顔に吹きかけるだけなのでとても簡単です。
ミョウバンはスーパーやドラッグストアなどですぐ手に入ります。
ミョウバン水の作り方は焼きミョウバン50gを1.5リットルの水で溶かし2日間置いておくだけです。
それをさらに水で20~50倍に薄めて使用してください。
4:半側発汗法
体の一部を圧迫することで圧迫している方の汗の量を減らすという方法です。
胸のあたりを圧迫することで顔や首の汗が減り、逆に胸から下のところから汗がでるようになります。
汗が全くでなくなるというわけではないので、きちんと体温調節もできます。
圧迫のしすぎは危険ですので、苦しくなるぐらい圧迫するのはやめておきましょう。
まとめ
主に自律神経の乱れによって多汗症になってしまいます。
自律神経は自分でも気づかないうちに乱れてしまうので、要注意です。
多汗症を防ぐためには自分の生活習慣などを見直すことが1番大事です。
ですがほかにもさまざまな対処法があるので、その対処法を実践してみることもおすすめします。
暑い日には汗がたくさんでるので、しっかりと対策しながら夏を乗り切りましょう。